観測第二課では、自由気球による高層大気の観測(高層気象観測)、高層気象観測のための気象測器の試験及び改良、高層気象観測及び測器保守の実務研修、高層気象の調査及び図書・資料の整理を行っています。

私たちの日常生活に関係の深い天気現象(晴、雨、雪、風など)は、高層大気の気温・湿度・風向風速の鉛直分布や、地球をめぐる高層大気の大規模な流れと密接な関係にあります。そこで、国際的に決められている時刻に高層気象観測を毎日行います。観測データは、直ちに気象庁に伝送して世界中に配信され、国内20地点を含む世界の約900か所のデータとともに天気予報に使われます。また、航空機の運航情報や気候変動・地球環境監視等にも利用されます。

高層気象観測は、水素ガスをつめた自由気球(ゴム気球)に気象観測器(ラジオゾンデ)を取り付けて飛揚し、高度約30km(観測の種類によっては高度約36km)までの気圧、気温、湿度、風向、風速等を観測します。詳しくは自由気球による高層大気の観測をご覧下さい。
| 種類 | 観測要素 | 観測時刻等 | |
|---|---|---|---|
| レーウィンゾンデ | 気圧・気温・湿度・風向・風速 | 毎日の09時と21時 | 放球は観測時刻の30分前 |
| オゾンゾンデ | オゾン・気圧・気温・風向・風速 | 水曜日の15時 | |
| 台風その他異常気象時には、03時と15時にもレーウィンゾンデによる観測を行うことがあります。 | |||

新しいラジオゾンデを導入する場合の新旧ラジオゾンデの特性を比較するための連結飛揚試験や、観測の終了したラジオゾンデをゆっくり安全に降下させるためのパラシュートの改良試験等を行っています。また、観測データの精度向上を目的とした観測方法の改善のための各種試験も行います。

全国の高層気象観測技術者及び気象大学校生、南極地域観測隊気象担当隊員の実務研修などを行っています。