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日射観測 赤外放射観測 大気の光学的厚さの観測


 

地球の大気及び地表は、太陽からの放射(日射)によって暖められ、大気外への地球放射(赤外放射)によって冷やされます。 これらの放射エネルギーは、大気現象の駆動力となっています。また、地表面における長期的な放射の観測は、 近年問題となっている地球温暖化等の地球環境変動のメカニズムを解明する上で重要な温室効果ガスや水蒸気、 雲、エーロゾルなど大気中の物質の変化が放射に与える影響を評価する上で重要です。

高層気象台では、国際的な観測プロジェクトである国際地球観測年(IGY:1957-1958 年)に参加した1957 年から 定常的な放射観測を開始し、日射および赤外放射の各要素を継続して観測しています。また高層気象台は、 世界気象機関(WMO)が中心となって実施している世界気候研究計画(WCRP)の全球エネルギー・水循環観測計画(GEWEX)の中で、 精度の高い世界各地の放射データを測定するベースライン地表放射ネットワーク(BSRN)の1観測地点として 登録されています。 観測データは、BSRNのサイトを通じて、衛星から観測された放射量の検証や、気候モデル等で算出された放射量の検証に利用されています。

高層気象台では、次の種目の観測や調査研究を行っています。

日射観測 太陽放射エネルギーの大部分(約97%)を占める0.29-3 μm*の波長領域(日射または短波放射という)を観測します。
*1μm(マイクロメートル)は10-6m(メートル)
赤外放射観測 地球放射 3-100μmの波長領域(赤外放射または長波放射という)を観測します。
大気の光学的厚さの観測 太陽直達光の強さから、大気中に含まれるエーロゾルの光学的厚さを観測します。
観測精度の維持 日射観測の測定精度は、世界的に統一された観測基準(世界放射基準:WRR)と定期的な相互比較を行うことによって維持しています。

 

 

 

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